くやしい思い出がやりたいことのヒント
自分の情熱を注げるものが
なんなのかわからなかった
就活時代を経て
「やりたいことは絵を描くことだ」と
わかったのは社会人のとき。
情熱を注いで
絵を描いていてた時にふと、
ハミガキを持ったハムスターを
思い出した。
まわりの反応とか評価とか、
関係なく体が動いたこと。
小さいころ、どうしてもこれだけはゆずれないってにぎりしめていたもの。
その中に、
やりたいことのヒントが隠されてるかもしれない。
小学生のころ、図工の授業中に大泣きしたことがある。
「歯を大事にしましょう」的なポスターを描くことになって、
何描こうかなって考えた時
【うすいピンクの背景に
ハムスターとかうさぎが歯ブラシ持って
仙人みたいに雲の上に乗ってる】
イメージが思い浮かんだ。
↑こういうやつ。
描く前はすごいワクワクしたのに、
水彩絵の具を使うのが下手くそすぎた。
水の分量とか
描く手順とか全然考えてなくて
先に黒とグレーで塗ったハムスターが
ピンクの背景を塗ったときに
黒が水分たっぷりのピンクに吸い込まれていって、
ハムスターだけが負のオーラに包まれてるみたいになった...
あの時の残念な感じは今でも覚えてる笑
急いで、
水で薄めたり、白を上に塗ったりしてたけど、どうにもならない。
紙に水が染み込みすぎて消しゴムのカスみたいなのまで出てきた/(^o^)\
後戻りが出来ないとこまで
やってしまったので、
たまらず先生のとこにかけよった。
「画用紙もう1枚ください。」
気づいたらくやしくて泣いていた...
画用紙はほぼ人数分しか用意されてなかった。画用紙が入ってた袋の中には
1,2枚くらいしか入ってない。
先生は困った顔してみんなに聞いた。
「残った画用紙、みさとにあげてもいい?」
少しドキドキしたけど、
みんないいよーってオッケーしてくれた。
その画用紙をありがた〜く受け取って、
また頭のイメージになるように描き直した絵は、
後日廊下の壁に飾られていた。
その絵がくやし泣きした自分を思い出させてそこを通るたび恥ずかしかったのを
今でも覚えてる。